ハヤカワ
今年もスノーボードシーズンが始まりましたねー!!
今年こそグラトリに挑戦してみよう!もっと今年はガツガツ練習したるぞ!
と思っているそこのあなた。
もしかして、
- グラトリをするのに「安くてコスパの良い板」ないかなあ
- 色々な意見があって、どの情報を信じれば良いか分からない
- 板は高い買い物だから失敗したくない
などと思っていませんか?
それもそのはず、人によってスノーボードスキルや体型、筋肉は様々なので、同じ板に乗っても感じ方って全然違うんですよね。
そこで本日は、年間70日グラトリを楽しんでる僕が、「これからグラトリ始めよう!ちょいちょいやってるんだけど、本格的に練習していきたい!」という人に向けて、コスパ抜群の安いのに性能の良い板を厳選しました!
今回紹介する板は実際に僕も乗っていますし、周りに乗っている友人や、ライダーの方と一緒に滑りながら聞いた情報をまとめているので、間違いありません。
性能の良い板というのを具体的に言うと、
- 価格が安い割には、反発が返ってくる
- 価格安い割には軽い、取り回しが楽
などの特徴を持った「超お買い得な板」を紹介していきます。
イメージ的には、松・竹・梅でいうと、価格的には竹だけど、クオリティは松って感じですね。笑
結論からいうと、FNTCのTNT Rがもっともコスパ良いです!
しかもこの記事では、板をおすすめするだけでなく、その板のデメリットも紹介してみました。
やはりどの板も安くはないので、デメリットを理解した上で買うのが一番納得出来ますよね。
他にも、コスパの良い板だけでなく、コスパ良く板を買う方法も解説しているのでお得な情報盛りだくさんです。
今回紹介するのは5~6万円の板です!とにかく安い板を探している人は、今度別の記事でまとめますね。
それではどうぞ!
目次
コスパの良い板は外国産の型落ちモデル!
コストっていう観点から考えると、スノーボードの板は国産(日本産)か外国産かで価格が大きく変わってきます。
国産・・・約8~10万
外国産・・・約3~6万
国産は、良い材質のものを1枚1枚日本の職人さんが時間をかけて作成しているので、人件費がかかる分どうしても高くなってしまうんですね。
なので、「外国産の中でも比較的性能の良い板を型落ちで買う」のが史上最強にコスパが良くてオススメです!
どうしても国産が良い方は、国産の板を型落ちで買うっていう手もあるのですが、国産は出荷枚数が少ないため残りづらいという特性があります。
東京の御茶ノ水や、全国各地のコアなスノーボードショップを巡ればたま〜に型落ちが見つかりますが、だいたいは極端にサイズが大きいものなのであまり当てにしない方が良いですね。
それではこの前提のもと、安くて性能の良いグラトリ板を紹介していきたいと思います!
安くて性能の良いグラトリ板はこれ!
第1位 FNTC「TNT R」
形状 | ダブルキャンバー |
シェイプ | ツインチップ (左右対象) |
硬さ | かなり柔らかめ (10段階中、2) |
レベル | 初心者〜中級者向け |
向いている滑り | 弾き系グラトリ◯ 乗り系グラトリ◎ |
サイズ | 139cm 143cm 147cm 150cm 153cm 157cm |
TNT Rはグラトリを早く上達したいという人に真っ先におすすめしたい板です。
板が「しなる」感覚をつかみやすく、柔らかくて扱いやすい。尚且つプレス時に安定感があるので、「板に乗る」という感覚をつかみやすいです。
板の真ん中にハニカムというバネの役割を持つ素材を使っているため、反発力もあって飛び系トリックもしやすい「超グラトリ特化板」です。
なぜTNT Rがここまでグラトリに特化した板を作れるかというと、ライダーである瀧澤憲一さん・山本純士さん・幻影さん・秋山愛美さん・佐伯直人さんというグラトリ界の最前線で現役で活躍し続けるレジェンドたちの意見を反映しているからです。
TNT Rのメリットまとめ
- 初心者でも十分にボードをしならせられる
- 柔らかいだけでなく、反発もある
- ノーリー720などの高回転からオーウェンのような乗り系もいける
TNT Rのデメリットまとめ
- ダブルキャンバーなので、キャンバーに乗りたい人には向かない
考え尽くしたのですが、TNT Rのデメリットはこれくらいしかありませんでした。
他のダブルキャンバーじゃ物足りない!もっと硬い板で反発が欲しい!
という人以外は正直TNT R買っておけば間違ありません。
第2位 FNTC「TNT C」
形状 | ハイブリッドキャンバー |
シェイプ | ツインチップ (左右対象) |
硬さ | かなり柔らかめ (10段階中、2) |
レベル | 初心者〜中級者向け |
向いている滑り | 弾き系グラトリ◎ 乗り系グラトリ◯ |
サイズ | 139cm 143cm 147cm 150cm 153cm 157cm |
TNT Cは先ほど紹介したTNT Rのキャンバーボード版。
「カービングを覚えやすいグラトリボード」と称し、TNT Rの良さを引き継ぎつつ、ターンも綺麗に上手くなりたいという人におすすめ。
TNT Rに比べると、弾き系のトリック(ノーリーやオーリーなど)の練習に向いています。
グラトリだけでなく滑りも上手くなりたい!一枚でなんでも挑戦できる板が欲しい!という方におすすめしたい一枚です。
TNT Cのメリットまとめ
- グラトリのしやすさとターンの曲がりやすさを兼ね備えている
- 弾き系のトリックがよりやりやすい
- 一枚でターンからグラトリまで何でも楽しむことができる
TNT Cのデメリットまとめ
- プレス時の安定感やしならせやすさではTNT Rの方が良い
TNT Cもデメリットというデメリットはなく、グラトリに特化していないという点でTNT Rに比べるとプレス時の安定感などは劣ります。
しかし、その分がターンしやすいというメリットがありますので、ここはデメリットというより特徴と捉えた方がいいかもしれないですね。
第3位 Salomon「THE VILLAIN」
形状 | ハイブリッドキャンバー |
シェイプ | ツインチップ (左右対象) |
硬さ | かなり柔らかめ (10段階中、3) |
レベル | 初心者〜中上級者向け |
向いている滑り | 弾き系グラトリ◎ 乗り系グラトリ◯ |
サイズ | 147cm 150cm 153cm 155cm 158cm 155Wcm 158Wcm |
VILLAINは超初心者の方にオススメのハイブリッドキャンバー形状のグラトリボードです。
普段はキャンバーだけど、踏み込むとロッカー形状になるってやつですね。
かなり柔らかめなので、これからグラトリ始めたいんだけど、そんなお金かけないでとりあえずやってみたいなという方にオススメです!
中・上級者には少し物足りないくらいですね。
メリット
- かなり柔らかいので、板がしなる感覚を掴みやすい
- 型落ちが残っている可能性が高いので安く買える
デメリット
- キャンバーが緩やかなのでスピードのある滑りには向かない
- 使ってる人が多いので被りやすい
型落ちだとなんと3万円台で売っていて十分性能良いので、かなりコスパは良いと言えるでしょう!
第4位 YONEX「ACHSE」
形状 | ハイブリッドキャンバー |
シェイプ | ツインチップ (左右対象) |
硬さ | かなり柔らかめ (10段階中、3) |
レベル | 初中級者〜上級者向け |
向いている滑り | 弾き系グラトリ◎ 乗り系グラトリ◯ |
サイズ | 139cm 142cm 145cm 148cm 151cm 154cm |
第4位は国産のYONEXでグラトリモデルとして17-18シーズンに登場した「ACHSE」。
YONEXは独特のカーボン素材を使っているため、板に慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんが、一度ヤミツキになるとオーリー・ノーリーが超気持ちいです。
また、めちゃくちゃ軽いので空中での取り回しや、リフトの時が楽です。これ地味に大事です。笑
メリット
- カーボン素材で高反発かつめちゃくちゃ軽い
- ハイブリッドキャンバー形状なので、プレス系のトリックも踏みやすく安定する
デメリット
- カーボン特有の反発に慣れるのに少し時間がかかる
- 国産なので今シーズンのモデルは高い
こちらは定価は8万円代なのですが、他の国産板に比べて型落ちが残りやすいのでコスパが良い板として紹介してみました!
第5位 ALLIAN「PRISM」
形状 | キャンバー |
シェイプ | ツインチップ (左右対象) |
硬さ | 普通 (10段階中、5) |
レベル | 中級者〜上級者向け |
向いている滑り | 弾き系グラトリ◯ 乗り系グラトリ△ |
サイズ | 150cm 152cm 155cm |
ALLIANのPRISMは世界トップレベルのスノーボーダーがキッカーなどでも使用するかなりハイレベルモデルです。
軽い・跳ねる・よく走るで有名の板なのですが、少し固めなのでグラトリ界隈でも中〜上級者が使っています。
メリット
- かなり軽くて高反発
- シンタードカーボンベースでよく走る
デメリット
- 上級者が使うと折れやすい
- 少し固め。初心者には扱いづらい
僕の周りにいるグラトラーは踏みすぎなのですぐ折ってしまうのですが、初心者の方だったらそこまで折れないと思います。
板の強度が心配な方はオススメできないですが、性能はピカイチです!
型落ちで買うよりももっと安く購入出来る裏技3選!
今回は「国産の板でも型落ちが残りやすい板・外国産の中でもクオリティの高く型落ちが残りやすい板」を紹介しました。
しかし、おそらくグラトリが大好きなあなたは「もっと高いブランドの板を乗りたい!」とか「今回紹介した板が高いよ」というあなたに、更に安く板を購入する方法を教えちゃいます。
- 友達から譲ってもらう
- メルカリで探す
- オークションで探す
なども手段の一つです。
スノーボードの板は年間50日以上滑り混んでいる人でようやく板がヘタってきます。
なので、中古とはいえども一般人の方が数日乗ったくらいの板だったら、実はそこまで新品と変わらないんですね。
1度他人が使った板でも良いという人は考えてみても良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最後にコスパ良い板おさらい!
- TNT・・・圧倒的にオススメ。ダブルキャンバー嫌いじゃなければ一番初心者が使いやすくコスパが良い。
- ACHSE・・・めちゃくちゃ軽くて高反発。カーボン独特の癖は最初の慣れが必要。
- PRISM・・・軽くて高反発でよく走る。少し硬いので、完全初心者には扱いづらい。
- THE VILLAIN・・・超初心者の方はこちらが一番良い。スタンダードなキャンバー形状で柔らかく扱いやすい。
という感じでした。
コスパの良い板を見つけて今シーズンも楽しみましょう!!